
直球が打てるフラット系ラケットを知りたい!
どのテニスラケットがおすすめ?
今回は上記のような要望を持つテニスプレイヤーの方に向けて、おすすめの人気フラット系テニスラケットを以下の2つのジャンルに分けてそれぞれ5本ずつランキング形式で紹介していきます。

ラケットの力を借りつつラクにフラットショットを打ちたいならパワー系を、狙った所にフラットショットを配球したいならコントロール系を選べばOK。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
テニス歴20年以上の私が100本以上試打して厳選したので、この中から選べば上質なフラットショットが打てるラケットが見つかると思いますよ。
Contents
【2023】おすすめのフラット系硬式テニスラケットTOP5【パワー系】
まずはボールを飛ばす反発性能(パワー)が強いフラット系ラケットを5本紹介します。
第1位 バボラ ピュアドライブ 2021
「バボラ ピュアドライブ 2021」(Babolat Pure Drive 2021)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 23-26㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 7~7.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 8/10 |
回転のかけやすさ | 7.5/10 |
ボールコントロールのしやすさ | 7.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8/10 |
テニス界屈指の人気シリーズ”ピュアドライブ”の2021年モデル。
100インチ/300g/バランス320㎜/フレーム厚最大26㎜の黄金スペックです。

ピュアドラは黄金スペックの王様的なシリーズ。
ボールを飛ばすパワーが強く、少ない力でも爆発的な威力のフラットドライブが打てる点が最大の魅力。
打球のスピードが半端なく上がり、爽快感バツグンです。

圧倒的なパワー。
割とボールコントロールもしやすい。
相手の打球に打ち負けない最強の面の安定性も持ち合わせており、強烈なカウンターショットもガッツリ打てる◎
攻撃にも守備にも使っていけるパワー系ラケットです。

ラケットのパワーを借りつつ爆速なフラットドライブを打ちたいならイチオシ!
1位!
285gの軽量モデル「チーム」も非常に人気があります↓
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第2位 ヨネックス イーゾーン 100 2022
「ヨネックス イーゾーン 100 2022」(Yonex Ezone 100 2022)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
フレーム厚 | 23.8-26.5-22.5㎜ |
バランスポイント | 320㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 7.5~8/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 8.5/10 |
回転のかけやすさ | 7.5/10 |
ボールコントロールのしやすさ | 7/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8/10 |
ヨネックスの大人気パワー系シリーズ「イーゾーン」の主力ラケット。
スイートスポットの広さが特徴的で、面のどこで打っても柔らかな打感を感じられるモデルです。

ラケットの芯でボールを捉えられなくてもミスヒットになりにくく、きちんと相手コートに返ってくれるところが良い。
ボールコントロールはあまりしやすくないものの、反発性能はピュアドラよりも強く、ボールがとてもラクに飛ぶ◎
筋力のある人がフラットで叩くとアウトになりやすいですが、一般プレイヤーや無理せずスピードボールを打ちたい人にはとてもありがたいパワー感だと思います。

スイートスポットが広い分ボレーや守備もカンタンだから、初中級~中級者の方に特におすすめ!
2位!
数量限定カラーの「ブラック リミテッド 2023」や龍のデザインが特徴的なバージョン「OSAKA EZONE」もあります。
285gの100Lはコチラ↓
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第3位 ウィルソン クラッシュ 100 V2.0 2022
「ウィルソン クラッシュ 100 V2.0 2022」(Wilson Clash 100 V2.0 2022)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 295g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8.5~9/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 7/10 |
ボールコントロール性能 | 8/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8.5~9/10 |
「最高レベルの打感の柔らかさとフレームのしなりやすさ」で有名なウィルソンの人気のフラット系ラケット。
100インチ/300g前後のラケットの中ではトップクラスにソフトでもっちりとした打ち心地のモデルです。

スイングが速かろうが遅かろうが関係なくソフト。
柔らかくしなる心地良さを存分に体感したいなら間違いないシリーズ。
また、ホールド感(球持ち感)も非常に強く、ガットとボールの接地時間がかなり長い。
しっかりボールを掴む感じがあり、フラットショットを狙った所に運びやすいです。

ピュアドライブやイーゾーンに球速は負けるけど、その代わりに打感が柔らかくホールド感が強い。
295gとやや軽量かつバランスポイント(重心)が標準より10㎜程度グリップ寄りのトップライト系ラケットなので、スイングしやすい操作性に優れている所もメリット。
打感が超柔らかく、フレームがよくしなり、飛びも良好なスイングしやすいフラットドライブ系ラケットを使いたい方にイチオシです。

柔らかく良くしなるウィルソンの人気ラケット!
3位!
数量限定ブラックカラー版「ノワール」↓
少し重さがありボールの飛びを抑えやすい310gのバージョン「100プロ」や、280gの軽量バージョン「100L」も人気があります。
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第4位 ウィルソン バーン 100 V5.0
ウィルソン バーン 100 V5.0 2023(WILSON BURN 100S V5.0)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
フレーム厚 | 23-25-23㎜ |
バランスポイント | 320㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 7/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 7~7.5/10 |
ボールコントロールのしやすさ | 7.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8/10 |
ウィルソンのパワー系シリーズ「バーン100」のバージョン5。
球離れが早く、あっさりスカッとスピーディなフラットボールが飛んでいくオーソドックスなフラット&パワー系ラケットです。

弾きが良い。
ピュアドライブやイーゾーンと比べると少し打感が硬い代わりに、ボールの飛びが強すぎず、アウトしにくい印象。
また、従来モデルのV4とはデザインが違うだけでテクノロジーやスペックの面で変更がなく、その分コストダウンに成功しており、価格が安いのも特徴的です。

コスパの良いフラット&パワー系!
4位!
V4はコチラ↓(V5とはデザインのみの違い)
╲詳細レビューはこちら/
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第5位 プリンス ビースト 100 2021
「プリンス ビースト 100 300g 2021 2022」(Prince Beast 100 2021 2022)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 24-26-23㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 7/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 7~7.5/10 |
ボールコントロールのしやすさ | 7.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8/10 |
プリンスの人気パワー系ラケット。
ボールを飛ばす反発力と弾きの良さが持ち味で、非常にボールスピードを出しやすいタイプです。

球離れが早くあっさりスパーンと軌道低めの高速フラットドライブを打ち込める。
バーン100同様にピュアドライブやイーゾーンと比べるとボールがそこまでかっ飛びすぎず、割としっかり打ってもアウトしにくい所も特徴的。

ビースト100とバーン100はきちんと球速が出つつ、ぶっ飛びすぎない所や、打感が似ている印象。
2本で迷ったらデザインで決めてしまうのもアリだと思う。
弾きの良さとボールスピードの出しやすさがあり、なおかつ飛びが強すぎないパワー系ラケットを使いたいプレイヤーにおすすめの一本です。

球速を出しやすいパワー系!
5位!
280gのバージョンはコチラ↓
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【2023】おすすめのフラット系硬式テニスラケットTOP5【コントロール系】
次に、打球を狙った所に打ち込むコントロール性能が高いフラット系ラケットを5本紹介します。
第1位 ヨネックス パーセプト 100D 2023
「ヨネックス パーセプト 100D 2023」(YONEX PERCEPT 100D 2023)
主なスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23㎜ |
ストリングパターン | 18×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8~8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7~7.5/10 |
回転のかけやすさ | 7~7.5/10 |
ボールコントロール性能 | 8.5~9/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7~7.5/10 |
ヨネックスのコントロール系シリーズ「パーセプト」の100インチ/305g/バランス315㎜のモデル。
ガットの目が細かいストリングパターン18×19を採用していて、ボールを潰して運べる感触がわかりやすいラケットです。
打感はかなり柔らかく、振動・衝撃が少なめ。
スイートスポットも広い印象です。

飛びとスピン性能はやや控えめで、打球の軌道を抑えやすい。
ホールド感強めの打ち心地でボールにしっかりパワーが伝わり切ってから放たれていくので、強打した時には球威とノビのある低軌道フラットショットを展開しやすい。
柔らかくボールを潰せる感触を味わいつつ、ガツガツ強打してノビのある低軌道フラットショットを展開したい方におすすめの1本です。

コントロール&フラット系100インチ!
柔らかい打感!
1位!
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第2位 ウィルソン プロスタッフ X V14.0
主なスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8~8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5/10 |
回転のかけやすさ | 7.5~8/10 |
ボールコントロール性能 | 8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 6.5/10 |
ウィルソンの象徴的シリーズ「プロスタッフ」の100インチ/315gのモデル。
非常に柔らかくホールド感強めの打感、適度な飛び、ボールコントロールのしやすさ、重量を活かしたヘビーフラットドライブの打ちやすさが特徴的です。

重さに加えてある程度ボールを飛ばすパワーも兼ね備えているから、ストロークやサーブ時の球威&バウンド後のノビがピカイチ。
プロスタッフはクリーンヒットした時にスイートスポットがピンポイントでたわむ心地良い打感”ポケットフィーリング”が有名ですが、Xは100インチあるおかげでその範囲が広い。
割と面の広範囲でポケットフィーリングを感じやすいです。

丸みを帯びたフレーム形状だから、スイートスポット自体も広いと思う。
振動・衝撃少なめ。
系統的にはパーセプト100Dと同じコントロール系100インチですが、プロスタッフXはよりガットのたわむソフトさがあり、回転も少しかけやすい印象です。

あとスペック的にプロスタッフXが315g/バランス310㎜、パーセプト100Dが305g/バランス315㎜だから、ちょっと違いアリ。
ソフトでホールド感強めの打感を味わいつつ、重量を活かした球威とノビのあるヘビーフラットドライブを展開したい方にはおすすめです。

気持ち良い打感で威力のある打球を打ちやすい!
2位!
97インチのバージョンもあります。

Xよりも飛び控えめ、面小さめの上級者向けモデル。
数量限定ブラックカラー版「ノワール プロスタッフ 97 V14.0」もあります。(デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは通常版と同じ)
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第3位 ヘッド ブーン(BOOM)MP 2022
「ヘッド ブーン MP 2022」(HEAD BOOM MP 2022)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 295g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8~8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5/10 |
回転のかけやすさ | 7/10 |
ボールコントロール性能 | 8/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8.5~9/10 |
非常に柔らかい打感と適度なボールの飛び、高いボールコントロール性能が特徴のヘッドの人気モデル。
【パワー系】の3位にランクインしているクラッシュ同様に「気持ち良いフレームのしなりによるソフトさ」と、「少し軽量かつトップライト系で振り抜きやすい点」を感じられるラケットです。

クラッシュのしなりと飛びをちょっと抑えてアウトしにくくしたようなタイプ。
スイートスポット広めでミスしにくく、反発力も丁度良い。
ホールド感(球持ち感)が強く、ボールを乗せて運べる感触が心地良いです。

飛びとコントロール性能のバランスが良い。
ストローク時の球種としては、低~中軌道のフラットドライブが打ちやすい印象。
トップライト系特有の操作性の高さと柔らかな打感、飛びとコントロール性能のバランスの良さを重視する方におすすめです。

取り回しやすさがバツグンの柔らか系ラケット!
デザインも最高!
3位!
275gの「ブーン チーム」↓
もっと重くて面が小さいラケットを使いたい方には98インチ/310gのブーンプロもおすすめです↓
╲詳細レビューはこちら/
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第4位 ウィルソン ウルトラ 100 V4.0 2022
「ウィルソン ウルトラ 100 V4.0 2022/2023」(WILSON ULTRA 100 V4.0 2022/2023)
スペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 24-26.5-24㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8~8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5/10 |
回転のかけやすさ | 7~7.5/10 |
ボールコントロール性能 | 8~8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 8/10 |
ガットのたわむ柔らかさ、強力なホールド感(球持ち感)、軌道低めのフラットドライブのコントロールのしやすさ、打ち負けない強固な面の安定性が特徴のウィルソンの定番モデル。
パーセプト100Dやブーンが「フレームのしなる柔らかさ」を感じやすいのに対し、ウルトラは「ガットのたわむ柔らかさ」を感じやすいタイプです。

ガットがしっかりたわんでボールをホールドするから、コースを狙いやすく意図せぬアウトも少ない。
メタリックブルーの超絶キレイなデザイン。
また、ウルトラは「ボレーに特化したシリーズ」でもあり、そのコンセプト通りボレーのしやすさも素晴らしい。
ソフトな打ち心地で、飛びも丁度良く、面の安定性が高くて打ち負けたり弾かれたりしにくい仕上がりです。

最強クラスの面の安定性。
適度な飛びでボールコントロールしやすく、ガットのたわみがわかりやすいフラット系ラケットを使いたい方にはおすすめです。

ガットのたわみやすさ、ホールド感、コントロール性能、面の安定性がバツグン!
4位!
280gの軽量バージョン「ウルトラ100L」はコチラ↓
数量限定ブラックカラー版「ノワール」シリーズはコチラ↓
╲詳細レビューはこちら/
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第5位 ダンロップ CX200 2021
「ダンロップ CX200 2021」(DUNLOP CX200 2021)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7~7.5/10 |
回転のかけやすさ | 7~7.5/10 |
ボールコントロール性能 | 8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
ダンロップの人気コントロール系シリーズ「CX」の主力モデル。
非常に柔らかい打感と強めのホールド感、ボールコントロールのしやすさが特徴的。

適度にフレームがしなり、ソフトさを感じやすい。
球持ちが良く、ボールとガットの接地時間が長い。
反発力はやや控えめ~標準くらいで、少し軌道低めのフラット系のショットを安定して配球しやすい。
かなり柔らかいホールド系なのでボールスピードは出しにくいですが、ソフトかつボールコントロールしやすい98インチのフラット系ラケットを使いたい方にはおすすめの1本です。

ダンロップの定番のコントロール系!
フラットショットを狙った所に打ちやすい!
5位!
98インチだと難しいかな~という場合には100インチ/300gの「CX400ツアー」が良いと思います。
╲詳細レビュー記事はこちら/
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まとめ:フラット系のショットで相手を圧倒しよう!
本記事では、おすすめのフラット系ラケットをパワー系とコントロール系の2つに分けて紹介してきました。

全て上質なフラット系のショットを打ちやすい人気モデル。
ぜひ自分に合ったフラット系ラケットを選んでテニスを楽しんでいただければと思います。

ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ。
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ではでは、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
【パワー系】
【コントロール系】