こんにちは~テニス歴20年の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は、フェデラーのシグネチャーモデルである「Wilson Pro Staff RF Autograph 97 2018」(ウィルソン プロスタッフ RF 97 2018)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使っているプロの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のスペック
Wilson Pro Staff RF Autograph 97 2018
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 340g |
バランスポイント | 305㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
発売日 | 2018年7月(シリーズ12作目) |
標準的なものと比べると、フェイスサイズはやや小さめ、そして重量はかなり重めのスペック。

340gは市販されている中でも最重量級。
ただ、バランスポイント(重心)が標準の320㎜よりも15㎜ほどグリップ側に寄っているため、「重すぎて全く使えない(´;ω;`)」ということにはならない設計になっています。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
ウィルソン プロスタッフ RF 97 2018を使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
※プロテニス選手は独自にラケットをカスタマイズしているので、市販品とスペックが違うことがあります。
色に関しては、2019年に使用した「Black In Black」やレーバーカップ限定カラーの「Laver Cup」があります。(性能は3つとも同じ)
テクノロジー/予備知識
前作との違いは、
- フェース部分の強度をわずかに下げたこと
- デザインを変えたこと
のみです。
二つともフェデラーの要望によるもので、特にフェース部分の強度を下げることで回り込みフォアの精度と威力が増幅しました。

類まれなるタッチセンスを持つフェデラーならではの細かな調整!
フェデラー曰く「Make it minimal, but make it significant」(小さな変化ではあるが、大切なことなんだ)だそうで、彼にとっては重要な変更だったようです。
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のデザイン
ブラックに一番合うのはホワイトではないか?というフェデラーの提案のもと、このデザインが誕生。
タキシードから白シャツが見えた状態を連想できるので、「タキシードルック」と呼ばれています。
シャフト部分にはフェデラーのサインが入っています↓

サイン見るとテンション上がる!
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。(ガットは「テクニファイバー ブラックコード 4S」を使いました。)
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずのフィーリング。
スイートスポットを外すとそこそこ硬さはありますが、ちゃんと芯で捉えられればそれほど気になる硬さではないと思います。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
予想以上にかなり飛んでくれます。
薄ラケかつ重いラケットってしなりやすくて飛ばない傾向にありますが、このモデルはパワーアシスト強めに設計されていると思います。

※ミスヒットすると途端に飛ばなくなっちゃうからそこは注意。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
ワイパースイングで思い切りスイングすれば回転はかかりますが、重くて辛いのでスピンショットで攻めるのはおすすめしません。

素直にラケットの重さを利用してフラット系でコンパクトにヒットするのが吉。
スライスも同様に、自分でガンガン回転をかけるというよりかはフラットに近い形の滑るようなショットの方が断然打ちやすかったです。
コントロール性能: 7/10
飛び過ぎたり飛ばなすぎたりしたので、コントロールに関しては中々難しめ。
毎回スイートスポットで捉えられる上級者なら扱いやすいかもですが、そうじゃない場合は正直ちょっと難易度高いと思います。

スイートスポット小さめで使用者を選ぶ一本。
芯を食えば最高だけど、外すとミスになるw
操作性&取り回しの良さ: 4/10
「重い」という言葉に尽きます!
身長175cm/体重60キロ前後の私にはいかんせんキツイスペック(-_-;)

パワーがない人には厳しい重さ。
最低でも65キロ位はある人向き。
ストローク
毎回振り切るのは厳しく、相手が速球を打ってきたときに振り遅れてしまうことがしばしば。
また、守備時に使うバックハンドスライスも走らされた状態で打つのは大変でした。

340gは伊達じゃない‥‥!
ただ、ラケットの重さを利用しつつボールを芯でヒット出来れば、球速が出てバウンド後によく伸びる会心の一撃が打てるのでめちゃくちゃ気持ち良いです。

普段ならウィナーを取れないような守備力のある相手から何本もノータッチエースを打てた!
パワーと技術のある方にとっては市販品ラケットの中では最強クラスの相棒になるでしょう。
ボレー
重さはありますが、ボールは飛ぶので割と楽。
ラケットの重さでボールを運んでいくイメージですね。
サーブ
ストローク同様に振り切るのは大変ですが、やはりこれもラケットの重さでボールを運ぶと予想外に速度が出てバウンド後の伸びがあるサーブが打てます。

軽いラケットを目一杯振り切って打つサーブよりも良い球が行くから不思議な気分。
スライスサーブやスピンサーブも比較的変化が大きめで使いやすかったですね。(振るのは大変だけれど)
類似・競合ラケット
☑Wilson Pro Staff 97 CV 2018
RFの軽量バージョン。(315g)
こちらも中上級~上級向けで簡単なラケットではないですが、コントロール性能が抜群に高くて操作性もそこそこ良し。
ボールもまあまあ飛ぶので、RF97よりは扱える層が広めの人気モデルです。

ウィルソン プロスタッフ RF97 2018はこんな人におすすめ
- パワフルな人
- ボールをスイートスポットで捉えられる技術力のある人
- ロジャーフェデラーの使用モデルを使いたい人
こんな人には向いてない
- 力のあまりない人
- ラケットをガンガン振っていきたい人
- グリグリの回転をかけていきたい人
まとめ:ラケットの重さでボールを飛ばすと使いやすい
本記事ではWilson Pro Staff RF Autograph 97 2018のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

340gの超重量級だけど、重さを利用してスイートスポットで打てるとボールに驚異的な威力と伸びが出るラケット。
重くて取り回しにくい分、会心の一撃を打ちやすいラケットなので、パワフルな方やフェデラー好きの方は試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)