こんにちは～テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「ダンロップ FX500 LS 2025 2026」（DUNLOP FX500LS）のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットを紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数＆購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター（＠tennis_torasan）
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ～。
Contents
ダンロップ FX500 LS 2025 2026のスペック
「ダンロップ FX500LS 2025 2026」
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 285g |
| バランスポイント | 325㎜ |
| フレーム厚 | 23～26㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
285gの軽量タイプ。
軽くて振りやすい設計です。
女性やジュニア・操作性重視の男性向けのスペック。
<適正表>
| 上級者 | 中級者 | 初級者 | |
| 男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
| 女性 | 〇 | ◎ | ◎ |
テクノロジー/予備知識
| パワーウェーブグロメッツ | フェイスの3時9時部分のグロメットをジグザグにすることで面圧を上げ、センター部分とオフセンター部分の飛びを均一化したテクノロジー。
ミスヒットした時のボールの飛びにくさが減るので、スイートスポットの広さを感じやすくなる効果があります。 |
| パワーブーストプラスフレームジオメトリー | フレーム各所の形状やカーボンの編み方を調整することで、フェイス剛性を向上させ、スイートスポットを広げ、面の安定感も高めたテクノロジー。 |
| バイブロシールド | 振動吸収性に優れた素材をフェイスの3時9時部分に搭載し、よりクリアで快適な打感を実現するテクノロジー。 |
ジグザグのグロメットを採用し、従来モデルと比べてクリーンヒットした時とミスヒット時の飛びのバラツキを抑えやすくなった仕様。
具体的には2023年モデルの飛び感がクリーンヒット時が「12」、ミスヒット時が「8」だったのに対し、今作は面のどこで打っても「10」辺りになるように調整しているそうです。
スイートスポットを広げる効果がある。
解説動画
ダンロップ FX500 LS 2025 2026のデザイン
ブルー系のデザイン。
ダンロップの公式パートナーである男子プロテニス協会「ATP TOUR」のロゴがあります
いいね!
ダンロップ FX500 LS 2025 2026のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ: 8～8.5/10
かなり柔らかめの打感。
ガットのたわむソフトさがわかりやすく、振動吸収性にも優れていて、快適な打ち心地だと思います。
柔らかい。
スイートスポットも少し広く感じ、体感だと101インチくらいの印象です。
球離れについて
球離れは標準～やや早め。
ガットがたわんだあとに、あっさりスカッとスピードボールを弾く感触です。
たわみつつ、良く弾く。
ボールの飛びの良さ: 8～8.5/10
反発力は強め。
飛びを抑えたい方には向かないですが、ラクにボールを飛ばしたい方にはピッタリのパワー感だと思います。
少ない力でも飛距離や球速が出しやすい。
軌道について
打球は低～中軌道辺りになりやすい印象。
高すぎず低すぎず、標準的。
スピンのかけやすさ: 8/10
スピン性能は良好。
自然な回転量のフラットドライブが最も打ちやすいですが、回転をかけようと思えば十分かかると思います。
スライスについて
スライスも力まず打っても飛距離や球速が出やすい。
中軌道辺りになりやすい印象です。
良く飛ぶ。
コントロール性能: 7.5/10
打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は標準的。
パワー強めの弾き系なので、飛びと軌道を抑えやすいコントロール系ラケットには負けますが、ある程度はコースを狙えると思います。
操作性&取り回しの良さ: 8.5～9/10
軽めの285gなので、スイングしやすく疲れにくい。
女性やジュニア、操作性重視の男性向きです。
操作性ヨシ!
ストローク
非常に柔らかい打感を感じつつ、あっさりスカッとパワフルスピードボールを弾き飛ばしやすい。
ガットのたわむソフトさがわかりやすく、振動吸収性も良いと思います。
柔らか軽量スピード系という印象。
「光速弾道モード」という開発コンセプト通り、球速や飛距離が出やすい。
力まず打っても相手を押し込めるような打球になったり、コースが良いとそのままウィナーになりやすいので、結構ビックリな感触。
スイートスポットもちょっと広めの101インチくらいに感じ、ミスヒットしにくいと思います。
フレームが厚めで面の安定性が高いから、軽量ラケットにありがちな打ち負けやすさも感じず、カウンターショットやライジングもとてもやりやすい。
300gのFX500や305gのFX500ツアーの方がさらに打ち負けにくく、球威が出る印象ですが、285g辺りの軽量タイプの中ではかなり安定感とパワーがあると思います。
もちろん軽くてスイングしやすい所もメリット!
ただ、反発力が良い分、強打するとアウトしがち。
フラット系ハードヒッターには向いてないと思います。
パワーと球速はラケットのおかげでカンタンに出せるから、あとはしっかり回転をかけてコート内に収めていくことを意識して使うと強力な武器になると思う。
守備について
反発力と面の安定性に優れた100インチなので、走らされた際のボールの処理はカンタン。
相手コートに返球しやすく、安心感があります。
普段より毎回1～2球多く返球できる感じ。
守備型プレイヤーにも向いている。
ボレー
ボレーもストローク同様にガットのたわむ柔らかさを感じやすく、飛びも良いのでラク。
スイートスポットが広くて、助けてくれる感じもわかりやすいと思います。
柔らかく良く飛ぶ。
サーブ
フラットサーブ⇒思い切り打つとやや飛びすぎるけど、8割位の力で打てば十分サービスエリア内に収まりやすい印象。
少ない力でも球速やバウンド後のノビを出しやすいと思います。
スライスサーブ＆スピンサーブ⇒回転のかかりはまあまあ。
勝手に強烈な回転がかかることはないですが、自分から回転をかけていけば曲がったりハネたりしやすいと思います。
フラットサーブの球が速い。
あと、軽いからラケットを振り上げた時の負担が少ない所が嬉しい。
打感が柔らかい軽量パワー＆スピード系
FX500LS 2025を使ってみて感じたことは主に以下の通りです。
かなり柔らかく弾きの良い打感
広めのスイートスポット
強力な反発力&球速の出しやすさ
守備とボレーのしやすさ
操作性の良さ
ガットのたわむソフトさ＆振動吸収性の良さ＆スイートスポットの広さによって、優しい打球感。
パワー系ラケットは打感が硬めになりやすい傾向にありますが、FX500LSはだいぶ快適だと思います。
300gのFX500と同じく、少ない力でも良く飛ぶし、腕や手首への負担が小さい。
ソフトな打ち心地を重視しているダンロップらしさを感じる。
飛距離や球速の出しやすさもバツグンで、まさしく「光速弾道」という印象。
当てるだけでもしっかり相手コートにボールが返りやすく、守備とボレーのしやすさも素晴らしいと思います。
ソフトな軽量パワフルスピード系を欲しいプレイヤーにイチオシ!
前作:FXLS500 2023との違い
前作のFX500LS 2023と比べると、2025の方が打感が柔らかく、少しスイートスポットが広い印象。
一方2023は2025以上に飛距離が出やすいと思います。
使用感は似ているけど、2025の方が快適な打ち心地でミスヒットしにくいと思う。
ガラッと使用感を変えたというよりか、正統に進化させたというイメージ。
パワー＆スピード性能は同格くらいかな。
コスパ重視なら2023が良いと思いますが、使いやすさ重視なら2025の方がおすすめです。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
ダンロップ FX500 2025
FX500 2025シリーズの主力モデル。（100インチ/300g/バランス320㎜）
全体的な使用感はFX500もFX500LSもほぼ同じ。
ただ、FX500の方が重さによる球威の出しやすさや面の安定性がわかりやすく、FX500LSの方が操作性が良くてスイングしやすいと思います。
ガットのたわみがわかりやすいソフトなパワー系。
ダンロップ CX400 2024
コントロール系シリーズ「CX」の軽量モデル。（100インチ/285g/バランス330㎜）
FX500LSにパワーや球速の出しやすさは負けますが、その代わりに球持ちが良く、適度な飛び感でボールコントロールしやすい。
ソフトさやコントロール性能重視ならCX400の方がおすすめです。
ボールコントロールしやすい軽量タイプ。
ダンロップ SX300LS 2025
スピン特化シリーズ「SX」の軽量モデル。（100インチ/285g/バランス325㎜）
FX500LSに球速の出しやすさは負けますが、回転をかけやすく、曲がりながら急降下して高く弾むグリグリスピンを打ちやすい。
スピン性能重視ならSX300LSの方がおすすめ。
ガンガンに回転がかかる◎
4本の使用感の違いの印象は以下の通りです↓
柔らかさ⇒どれも同じくらい
飛距離⇒FX500、FX500LS、SX300≧CX400
スピン性能⇒SX300≧FX500、FX500LS、CX400
コントロール性能⇒CX400≧FX500、FX500LS≧SX300
球速⇒FX500、FX500LS≧CX400、SX300
関連まとめ記事
ダンロップ FX500LS 2025 2026に合うおすすめのガットの紹介
おすすめのガットを紹介していきます。
バボラ RPM ブラスト 125
ポリの中では標準的な柔らかさ、強めのボールの飛び、良好なスピン性能、弾きの良さが特徴のバボラを代表するハイパワー＆ハイスピード＆ハイスピンストリング。
パワーのあるガットなので、球威&球速をアップしたい方におすすめです。
トッププロの使用率もかなり高いポリ。
ルキシロン アルパワー 125
ポリの中では柔らかめの打感、強めのボールの飛び、球速とバウンド後のノビの出しやすさが特徴的な大人気ストリング。
球速やノビの出しやすさがブラストと似ている印象ですが、比較するとブラストの方が打感が硬い代わりにスピン性能が良く、アルパワーの方が柔らかくフラットドライブ系だと思います。
高速ショットが打てる人気ポリ。
トッププロの使用率もかなり高い逸品。
テクニファイバー エックスワンバイフェイズ 124＆130
ナイロンで最も人気のあるストリング。
1.24㎜はナイロンの中で最高レベルに柔らかく軽めの打感、強めの飛び、回転のかけやすさが特徴的。
1.30㎜は1.24㎜より少し打感が硬い代わりに、ボールの飛びすぎを抑えやすく、耐久性も高めの設計です。
1.24㎜はスーパーソフト。
ナイロン界屈指の人気!
トアルソン アスタリスタ 130
ナイロンの中ではまあまあ柔らかい打感、やや控えめ～標準くらいの飛び、軌道の抑えやすさが特徴のトアルソンの人気ストリング。
飛びと軌道を抑えやすいナイロンなので、とてもボールコントロールしやすい所が魅力です。
ナイロンを張ると飛びが強すぎてアウトしやすいプレイヤーに向いている。
おすすめガットランキングまとめ
ボールスピード重視ならガットもスピード特化系がおすすめ。
打感の柔らかさ重視ならソフト系ガットも良いと思います。
ダンロップ FX500 LS 2025 2026はこんな人におすすめ
- 柔らかい打感が好きな人
- 弾きの良さ重視の人
- 反発力&球速重視の人
- ボレー&守備のしやすさ重視の人
- 軽いラケットを使いたい人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- 飛びを抑えたいコントロール志向な人
- 強力なスピン性能を求める人
まとめ：ソフトで良く飛ぶ軽量スピード＆パワー系
本記事では「ダンロップ FX500 LS 2025 2026」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
かなり柔らかめの打感、強めの反発力、球速の出しやすさ、守備とボレーのしやすさが特徴的な軽量ラケット!
軽くて振りやすく、ラクにパワフルスピードボールを打ちやすいラケットを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000～10000円くらい安く手に入るよ。
今回解説したテニス用品一覧