こんにちは～テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「ウィルソン ブレード 100L V9 2024」（WILSON BLADE 100L）のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数＆購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター（＠tennis_torasan）
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ～。
Contents
ウィルソン ブレード 100L V9 2024のスペック
「ウィルソン ブレード 100L V9 2024」
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 285g |
| フレーム厚 | 22㎜ |
| バランスポイント | 330㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
標準より15g軽めの軽量モデル。
フレーム厚は22㎜を採用し、ボールが飛びすぎない設計となっています。
操作性重視の男性や女性・ジュニアに人気のスペック。
<適正表>
| 上級者 | 中級者 | 初級者 | |
| 男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
| 女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
| ステイブルフィール（Stable Feel） | ブレードV9のために新たに考案されたテクノロジー。
カーボンの編み方に改良を加えることで、ブレード特有のフレームのしなりがありつつ、剛性感や安定感もアップした作りになっています。 |
| 新グロメットの採用 | グロメットは柔らかい打感を感じやすいタイプを採用。
さらに、着脱しやすいように作られていて、グロメットの交換がしやすいようになっています。 |
ブレードはトッププロ使用率ナンバーワンの大人気シリーズです。
今作はフレーム剛性を上げ、歴代最速のボールスピードや弾きの良さを出しやすい設計に!
柔らかい打ち心地を感じやすいグロメットを使うことで、快適な使用感も追求している。
解説動画
>>新作情報 ブレード V9 テクノロジー ラインナップまとめ
ウィルソン ブレード 100L V9 2024のデザイン
カッコいいエメラルドグリーン系のデザイン。
めちゃくちゃカッケー!
割と丸みを帯びたフレーム形状でスイートスポットが広そうな見た目です。
ウィルソン ブレード 100L V9 2024のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ: 8/10
柔らかめの打感。
打感の柔らかさをアップするグロメットを採用しているので、ガットのたわみ量が少し多く、振動吸収性も良く、ソフトだと思います。
従来のブレードよりもフレームの安定性を高めているから、「しなり」によるソフトさは少ない代わりに、「ガットのたわむ柔らかさ」を感じやすい印象。
球離れについて
球離れは早すぎず遅すぎず、標準的。
しっかりガットがたわんでボールをホールドした後、あっさり弾く打感です。
従来のブレードは球持ちが強いシリーズだったから、比較するとV9はあっさり弾き、球速が出しやすいと思う。
ボールの飛びの良さ: 7.5～8/10
反発力は適度～やや強め辺り。
攻撃時はボールがしっかり相手コートに収まり、守備時には安定して相手コートに返球しやすい丁度良いパワー感だと思います。
フレーム厚が薄めの22㎜ということもあって、飛びが強いラケットが多い軽量モデルの中では飛びすぎないタイプ。
軌道について
打球は低～中軌道辺りのショットが打ちやすいと思います。
ちょっと低め。
スピンのかけやすさ: 8/10
回転のかけやすさは良好。
自然に打つとやや軌道低めのフラットドライブ系のショットになりますが、回転をかけるスイングで打つと結構バッチリかかり、急降下してハネる中軌道スピンボールになりやすい印象です。
十分回転がかけやすい。
回転系ラケットの部類。
スライスについて
スライスは中軌道かつ適度な飛距離のショットが安定して打ちやすい印象。
コントロール性能： 8～8.5/10
打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は優秀。
適度な飛び感で回転のかかりも良いので、意図せぬアウトをしにくく、安定して狙ったコースにボールを配球しやすいと思います。
思った以上にボールが飛びすぎたり、飛ばなすぎたりしないし、打球の上下左右のブレ、バラツキが少ない。
ブレードシリーズらしいコントロール性能を体感できる。
良いね～。
操作性&取り回しの良さ: 8.5/10
285gの軽量タイプなので、操作性は良好。
軽くて振りやすく、疲れにくいです。
フレームが少し薄いから、空気抵抗も少ない印象。
ブンブン振っていける。
ストローク
柔らかめの打感を感じつつ、やや軌道低めのフラットドライブをコントロールしたり、中軌道スピンボールをハネさせて相手のミスを誘ったり、多彩に使える。
適度な反発力なのでアウトしにくく、思い切って振っていける良さがあります。
打感良し、飛び適度、回転＆コントロール性能も素晴らしい。
使いやすい。
「面の安定感を高めた」という開発コンセプト通り打ち負けにくさも感じられ、カウンターショットやライジングも結構打ちやすい。
さらに軽くて振りやすく、疲れも感じにくいので、全体的に快適な使用感の万能ラケットという印象です。
高評価。
ただ、軽量モデルにしてはパワー抑えめなので、楽にボールを飛ばせる軽いラケットを使いたい方には向いていない。
パワー重視ではなく、スピン&コントロール性能重視の方におすすめです。
パワー強めの軽量モデルが良いならピュアドライブチームやイーゾーン100Lの方が向いている。
この2本はコントロール性能低めだけど、スピードボールをぶっ飛ばせるパワーがある。
守備について
反発力を十分備えた100インチモデルなので、走らされた際のボールの処理はカンタン寄り。
難しくないと思います。
ボレー
ボレーは面の安定感を感じられ、あっさりボールを弾き、スイートスポットも広い印象。
反発力も十分あるので、簡単にボレーしやすいと思います。
弾きが良く感じた。
面の安定感が高く、打ち負けにくい。
サーブ
フラットサーブ⇒結構しっかり打ってもサービスエリア内にかなり収まりやすく、球速やバウンド後の伸びも出しやすい印象。
スライスサーブ＆スピンサーブ⇒回転のかかりは強め。
スライスサーブはガッツリ曲がり、スピンサーブもハネやすいと思います。
フラットサーブは収まりやすく、回転系サーブの変化は大きい。
300gのブレード100の時も感じましたが、サービスエリア内にボールが収まりが良く、フォルトしにくいラケットの印象です。
サーブが打ちやすい!
とても使いやすい万能軽量モデル
ブレード 100L V9 2024を使ってみて感じたことは主に次の通りです↓
柔らかめの打感
丁度良い反発力
回転をかけやすい
ボールコントロールしやすい
サーブが打ちやすい
軽くて振りやすい
打感がソフトで快適。
適度なパワー感なのでボールがぶっ飛びすぎず、アウトミスしにくく、ボールコントロールしやすい。
そして回転もかけようと思えばだいぶかかるタイプです。
取り回しも良いし、シンプルに「とても使いやすい」。
個人的に不満なところはない。
サーブもサービスエリア内に収まりやすいので安心して振り抜けるし、回転系サーブの変化も大きくて好印象。
軽量モデルの中では少しパワーが抑えられているので、反発力重視なら向かないですが、ボールコントロールしやすい軽量ラケットが欲しいなら間違いなく”買い”の1本だと思います。
自信を持っておすすめできる素晴らしいラケット!
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
ウィルソン ブレード 100 V9 2024
100インチ/300g/バランス320㎜のバージョン。
全体的な使用感は100Lとほぼ近い印象。
重いので操作性は100Lに負けますが、その代わりに打球の威力は100の方が出しやすいと思います。
100もかなり使いやすい人気ラケット。
ウィルソン ウルトラ 100L V4 2022
ウィルソンのボレー特化シリーズ「ウルトラ」の軽量モデル。（100インチ/280g/バランス320㎜）
コントロール性能は少しブレード100Lに負ける印象。
ただ、ウルトラ100Lは280g/バランス320㎜のスペックで操作性がバツグン＆最大フレーム厚26.5㎜を採用しているおかげで打ち負けにくさがトップクラスの1本です。
コントロール重視ならブレード100L、最高レベルの操作性＆打ち負けにくさが欲しいならウルトラ100Lがおすすめ。
ウィルソン クラッシュ 100L V2 2022
ウィルソンの人気シリーズ「クラッシュ」の軽量モデル。（100インチ/280g/バランス315㎜）
スピン性能や球速の出しやすさはブレード100Lに負けますが、クラッシュ100Lの方が打感が柔らかく、フレームのしなりによる球持ちの良さを感じやすいです。
ソフトさ重視ならクラッシュ。
4本の使用感の違いは以下のようになると思います↓
打感の柔らかさ⇒クラッシュ≧ブレード100、100L≧ウルトラ
飛距離⇒4本とも同じくらい
スピン性能⇒ブレード100、100L、ウルトラ≧クラッシュ
コントロール性能⇒ブレード100、100L≧ウルトラ、クラッシュ
操作性⇒クラッシュ、ウルトラ≧ブレード100L≧ブレード100
球威⇒ブレード100≧ブレード100L≧ウルトラ、クラッシュ
ウィルソン ブレード 100L V9 2024はこんな人におすすめ
- 柔らかめの打感が好きな人
- 適度な反発力を求める人
- スピン&コントロール性能重視の人
- サーブの打ちやすさ重視の人
- 操作性重視の人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- ボールをぶっ飛ばせる軽量ラケットを使いたい人
まとめ：適度な反発力と優れたスピン&コントロール性能を持つ万能ラケット
本記事では「ウィルソン ブレード 100L V9 2024」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
柔らかめの打感、適度なパワー、回転のかけやすさ、ボールコントロールのしやすさ、操作性の良さ、サーブの打ちやすさが特徴的なラケット!
快適な打ち心地かつボールコントロールしやすい軽量ラケットを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000～10000円くらい安く手に入るよ。
今回解説したテニス用品一覧