ウィルソン ウルトラツアー 100 V2&V3&V4 インプレ 評価 レビュー 【攻撃型ハンマー】

テニスラケットインプレ

こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ

今回は「ウィルソン ウルトラツアー 100」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。

ウルトラツアーは世界で戦う錦織圭選手の要望に応える形でウィルソンが開発したシリーズ。

「ウルトラツアー 100」はV4、V3、V2があるけど、それぞれの違いはデザインのみ。

スペックやテクノロジーは同じ。

本記事の内容

  1. スペックの紹介
  2. 使われているテクノロジーをサクッと解説
  3. 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
  4. 類似・競合ラケットの紹介
  5. おすすめのガットの紹介

スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、

  • このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
  • ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方

はご覧ください(‘ω’)ノ

結論は、

「ややボールの飛びが強めでボールスピードを出しやすい中~中上級者向け攻撃型ラケット」

です。

では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。

 

 

 

 

スポンサーリンク

ウィルソン ウルトラツアー 100 CV V2.0&V3.0&V4.0のスペック

フェイスサイズ100平方インチ
重さ293g
長さ27.25インチ
バランスポイント330㎜
フレーム厚22㎜
ストリングパターン16×20

標準より重量は7g軽く、0.25インチ長い特殊なスペック。

ストリングパターンも通常の16×19より横糸が一本多い16×20の設計。

コントロール性能を重視している印象。

また、バランスポイント(重心)は10㎜ほどトップ寄りであり、サーブやストロークの際に遠心力がを利かせやすいいわゆる”ハンマー系ラケット”です。

<適正表>

上級者中級者初級者
男性
女性

テクノロジー/予備知識

クラッシュゾーン(フレームの6時部分に搭載)ガットのたわみ量を増幅させ、フェイスサイズを2.7%分大きくさせられるパーツ。
カウンターベイル(CV)NASA公認の衝撃吸収性に優れたカーボン。

体への負担を軽減させる機能がある。

錦織選手のインタビュー動画↓

Kei Nishikori Interview ULTRA TOUR

 

関連記事>>新作情報まとめ ウィルソン ウルトラツアー 100/95J V4.0 2023

ウィルソン ウルトラツアー 100 CV V2.0のデザイン

紺色をベースに3時9時にライトブルーが入ったシンプルなデザイン。

フレーム厚22㎜で結構薄く感じました。

ウィルソン ウルトラツアー 100 CV V2.0&V3.0&V4.0のインプレ・評価・感想レビュー

次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。

打感の柔らかさ: 7/10

硬すぎず柔らかすぎずな印象。

スイートスポットを外すと硬さはありますが、芯で捉えられると心地よいガットのたわみ感が味わえます。

100インチのラケットにしては硬めだけど、クラッシュゾーンの生み出すたわみ感は感じられると思う。

球離れはやや遅く、ボールをガットが掴むホールド感アリ。

適度にフレームがしなる感じもあり、スイングスピードが速いほど柔らかさが出てくるタイプですね。

ボールの飛びの良さ: 7.5/10

反発性能はやや強めで、軌道が低めになるのが大きな特徴。

振り切って打てると非常にスピーディな低~中軌道ショットを展開できます。

しかし、打ち出し角度が上がって高軌道になってしまうと、そのままアウトにもなりやすいです。

当てるだけとか中途半端に打つよりも、ガンガン攻撃して低軌道ショットを炸裂させるほうが良さが出る。

スピンのかけやすさ: 7.5/10

普通に打つと自然な回転量のフラットドライブになる印象。

ただ、縦スイングでガンガンにスピンをかけると意外と打球が曲がるので、スピンアシストの上限はそこそこ高いと思います。

【スライスに関して】

スライスは低軌道で伸びていくショットが超打ちやすい◎

トップヘビー系の恩恵なのか、ボールがラケットの面に引っ付いている感じがして、かなり心地よかったです。

コントロール性能: 8/10

ボールの飛びが強すぎず、ホールド感やしなり感も適度にあるので、コントロール性能は割と高めだと思います。

ライトなコントロール系という印象。

操作性&取り回しの良さ: 7.5/10

標準より7g軽いですが、バランスポイント(重心)が10㎜ほどヘッド寄りのハンマー系ラケットなので、若干取り回しにくさはあり。

とはいえ、軽いので操作性はそんなに悪くはないですね。

7g軽くしたのは絶妙な調整だと思う。

ストローク

しっかりラケットを振っていけると、たわみ&しなりを感じつつ攻撃的な低軌道フラットドライブをコントロールしていける\(^_^)/

ハンマー系ラケットゆえに振り始めるとヘッドが走ってスイングスピードが上がり、力強い打撃をしやすいですね。

打球もかなりスピードが出て良い感じ。

欠点としては、先述したように中途半端にスイングしてしまうor打ち出し角度を上げるとそのままスピンで落ちずにアウトしやすい点。

あくまでガンガン振り切って使うプレースタイルに向いたラケットだと思います。

【守備に関して】

100インチ系にしてはやや難しいかなという印象。

難しすぎるということはないしスイートスポットで打てればちゃんとボールは返ってくれますが、芯を外した時に思った以上に飛ばない感じがしました。

守備より攻撃が得意!

ボレー

難しくも簡単でもなく、至って標準的な使用感。

やはり外すと硬さ・飛ばなさはありますが、芯で捉えたときのたわみ感は良いと思います。

トップヘビー系だけど軽いから、そんなに違和感ない感じ。

サーブ

フラットサーブ⇒コントロール性能が高くて収まりやすく、スピードも出やすい◎

ガッツリ振り切って打っていけて爽快感があります。

スライスサーブ&スピンサーブ⇒変化量はそこそこな印象。

フラット系を軸に振り切って使っていく使い方がおすすめ。

 

 

 

 

類似・競合ラケットの紹介

☑ウィルソン ウルトラツアー 95 CV

錦織圭モデル。

100より16g重い&フェイスサイズも5インチ小さなハードスペックラケットですが、意外とボールは飛びやすく振り切りやすさバツグンな攻撃型ラケットです。

結構特殊なスペックだけど、合う人には合うタイプ。

面が小さいラケットが好みな方にはこっちの方がおすすめ。

ウィルソン ウルトラ ツアー 95 CV V2&V3&V4 インプレ 評価 レビュー
「ウィルソン ウルトラ ツアー 95 CV V2.0&3.0&V4.0」のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

☑ウィルソン ウルトラ 100 V4.0

ガットのたわみがわかりやすいソフトな打感、かなり強めのホールド感、打ち負けない面の安定性の高さが特徴のラケット。

ボールコントロール性能も高く、意図せぬアウトをしにくいタイプ。

ウルトラツアーは遠心力を利かせた打撃力&球速の出しやすさが持ち味の一方、ウルトラは強力なホールド感&コントロール性能&面の安定性が強みです。

ウィルソン ウルトラ 100 V4.0 2022 2023 インプレ 評価 レビュー ソフト&ホールド
「ウィルソン ウルトラ 100 V4.0 2022/2023(WILSON ULTRA 100 V4.0 2022/2023)」のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

☑ウィルソン ブレード 100 V8.0

100インチ/300gのラケットの中ではトップクラスのコントロール性能を持つフラットドライブ系ラケット。

ウルトラツアー100よりボールの飛びは控えめですが、その代わりに打球を狙った所に打ち込みやすいです。

ウィルソン ブレード 100 V8 2021 2022 インプレ 評価 レビュー
「Wilson Blade 100 V8.0 2021 2022」(ウィルソン ブレード 100 V8.0 2021 2022)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

ウィルソン ウルトラツアー100に合うおすすめのガットの紹介

打球の威力とバウンド後のノビを重視するなら、ボールスピード特化系ガットがおすすめ。

>>ボールスピード特化ポリランキング5

>>ボールスピード特化ナイロンランキング5

楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットも良いと思います。

>>ボールが飛びやすい高反発系ポリランキング5

>>ボールが飛びやすい高反発系ナイロンランキング5

ウィルソン ウルトラツアー 100 CV V2&V3&V4はこんな人におすすめ

  • 振り切って打ちたい攻撃型プレーヤー
  • フラットドライブ系プレーヤー
  • コントロールしやすいけどある程度ボールも飛んでくれるラケットを欲しい方

こんな人には向いてない

  • グリグリスピンを打ちたい人
  • 取り回しやすさを重視する人

まとめ:攻撃力のあるハンマー系ラケット

本記事では「ウィルソン ウルトラツアー 100」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

やや強めのパワーアシストで攻撃力を出しやすいハンマー系スペックが特徴のラケット!

しっかり振り切ってスピーディなショットを展開したい攻撃的プレーヤーには合っていると思うので、試してみることをおすすめします。

では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ

今回解説したラケット用品一覧

 

 

(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)

タイトルとURLをコピーしました