こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「ウィルソン ウルトラツアー 95J V4.0 2023」(ULTRA TOUR 95J)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。

ウルトラツアーは世界で戦う錦織圭選手の要望に応える形でウィルソンが開発したシリーズ。

ウルトラツアー 95J V4、ウルトラツアー 95JP CV V3、ウルトラツアー 95JP V2.0はデザインが違うだけで、性能は同じ仕様!
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン ウルトラツアー 95J V4 V3 V2のスペック
フェイスサイズ | 95平方インチ |
重さ | 290g(V3とV2は289g) |
バランスポイント | 340㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
長さ | 27.25インチ |
標準よりフェイスサイズが小さく、重量は10g軽く、0.25インチ長い特殊なスペック。
また、バランスポイント(重心)は20㎜ほどトップ寄りであり、サーブやストロークの際に遠心力がを利かせやすいいわゆる”超ハンマー系ラケット”です。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
クラッシュゾーン(フレームの6時部分に搭載) | ガットのたわみ量を増幅させ、フェイスサイズを2.7%分大きくさせられるパーツ。 これが搭載されたことで95平方インチのラケットでも98平方インチ相当のパワーを発揮できるようになった。 |
カウンターベイル(CV) | NASA公認の衝撃吸収性に優れたカーボン。 体への負担を軽減させる機能がある。 |
錦織選手のインタビュー動画↓
関連記事>>新作情報まとめ ウィルソン ウルトラツアー 100/95J V4.0 2023
ウィルソン ウルトラツアー 95JP CV V3.0のデザイン
トップにライトブルー、3時9時にシルバーカラーが入ったカッコいい系のデザイン。
面は縦長な形状をしています。
フレーム厚22㎜なので、やや薄めな見た目。
ウィルソン ウルトラツアー 95J V4&V3&V2のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめな印象。
ガットがたわむ感触がわかりやすく、ボールの重みはあまり感じないあっさり軽めの打球感です。

ソフト系。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
反発性能はやや強め。
「本当に95インチか…⁉」と思う位にはボールは飛んでくれます。(ショットは中軌道になりやすい)

いわゆる95インチ系ラケットの「硬い・飛ばない」というイメージはこのラケットには当てはまらないと思う。
難しめな98インチよりよっぽど飛ぶ。
スイートスポットの狭さもほぼ感じず、98インチのラケットとほぼ同じくらいだと思います。
スピンのかけやすさ: 7.5/10
スピン性能は標準的な印象。
普通に打つとフラット寄りの打球になりますが、しっかり回転をかけていくと意外と跳ねるな~曲がるな~といった感じです。
【スライスに関して】
浮きすぎず浮かなすぎずちょうどいい軌道でスーッと伸びていく感触。
普通に打ちやすいと思います。
コントロール性能: 8/10
飛びがそこまで強くなく、狙った所に打ちやすく、意図せぬアウトをしにくいのでコントロール性能はまあまあ高め。
ボールが全然飛ばないガチのコントロール系ラケットには負けますが、程よくボールが飛んでコントロールもしやすいタイプです。

使いやすいコントロール系という感じ。
操作性&取り回しの良さ: 8/10
289gと軽量ですが、バランスポイント(重心)が標準より20㎜ヘッド寄りなので、300gのラケットとほぼほぼ変わらないような重量感。
面が小さくフレームも薄いおかげで空気抵抗も感じにくく、快適な振り心地です。

289gでもそんなに超軽い感じはしないし、男性が使っても違和感ないと思う。
ストローク
柔らかく軽めの打感を感じつつ、フラットドライブ系のショットを展開できる\(^_^)/
収まりが良くて回転もそこそこかかる、クセの少ないバランス型ラケットだと思います。

パワー×スピン×コントロールのバランス良し。
スペックはかなり特殊だけど、快適に扱える層が多そうなラケット。
トップヘビー系ゆえに振り始めるとヘッドが走ってスイングスピードが上がり、強力な打撃ができるのも良い所。
ただ、パワフルな人には飛びすぎるだろうし、まだスイートスポットでボールを捉えるのが苦手な初中級者にもそんなに向いてない印象です。

中級者に最も合いそう。
【守備に関して】
ソフトな打感と飛びの良さのおかげで割とカンタン系寄り。
軽いので走らされた時もスイングが辛くないのがいいですね。
ボレー
「本当に95インチか…⁉」と思う位に扱いやすい。(2回目)
打球感が軽くて柔らかく、それでいてボールが飛びすぎないので超ボレーしやすいです。

正直ビビった。
大体の95インチ系ラケットだといつもボレー難しいな~と感じていたんですが、このラケットに関してはそれが皆無でした。
サーブ
フラットサーブ⇒目いっぱい打つとちょっと飛びすぎるし、バウンド後のノビもそこそこ。
7~8割で楽に打つとスピードが出やすく、コントロールもしやすいです。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒打球の変化はまあまあで、至って標準的な印象です。

ガンガン打つ人より、無理せずスピーディーなサーブを展開したい人に向いていると思う。
類似ラケットの紹介
☑ウィルソン ウルトラツアー 95 CV
20g重いモデル。
重いので操作性は高くなく、JPよりは打感硬めでボールの飛びも抑えめ(95インチにしては飛ぶ)ですが、コントロール性能とバウンド後のノビはとても良いです。

こっちは中上級~上級者向け、95Jは中級者向けといった感じ。

☑ウィルソン ウルトラツアー 100
同じウルトラシリーズの100インチモデル。(293g/バランス330㎜)
ウルトラツアーシリーズ特有のバウンド後のボールのノビがありつつ、フェイスが大きいので、95インチは難しそうと思った方はコチラの方にはこちらをおすすめします。

ウルトラツアー100もかなり人気がある!

☑バボラ ピュアドライブ 98 2023
バボラのメガヒットシリーズ「ピュアドライブ」の98インチ/305g/バランス325㎜のバージョン。
トップヘビー系特有の強力な打撃がしやすく、バウンド後のボールのノビや球威がピカイチの1本です。

やや柔らかめの打感、適度な飛び感、良好なコントロール性能&スピン性能が特徴的。
309gのウルトラツアー95の重すぎるけど、ウルトラツアー95Jや100ほどは軽くなくて大丈夫という場合にピッタリだと思います。

ウィルソン ウルトラツアー 95J V4&V3&V2に合うおすすめのガットの紹介
打球の威力とバウンド後のノビを重視するなら、ボールスピード特化系ガットがおすすめ。
楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットも良いと思います。
ウィルソン ウルトラツアー 95J V4&V3&V2はこんな人におすすめ
- 柔らかい打感が好きな人
- 振り抜きやすいラケットが好きな人
- パワー&スピン&コントロールのバランスを重視する人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- パワフルな人
- 超コントロール志向な人
まとめ:95インチとは思えない扱いやすさの錦織モデル
本記事では「ウィルソン ウルトラツアー 95J V4.0(&V3&V2)」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

柔らかく軽めの打感、パワー&スピン&コントロールのバランスの良さが特徴的なトップヘビー系モデル!
攻撃力のあるトップヘビー系ラケットを使いたい方にはかなり合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)