こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0」(WILSON BLADE 98 16×19 V8.0)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計170本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0 2021 2022のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準よりやや面が小さく、重いスペック。
フレーム厚は21㎜と薄めです。

フレームが薄いラケットはしなりやすく、一般的にボールの飛びが控えめになる。
その代わりにボールとガットの接地時間が長めになり、打球をコントロールしやすくなる。
ある程度ラケットを振っていける中級者以上を想定した設計と言えますね。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
FORTYFIVE°(FEEL FLEX) | しなりやすく、なおかつボールヒット時にフレームがブレないような安定性もある特殊なカーボン |
DIRECTCONNECT | エンドキャップとグリップ部分のカーボンを繋げることにより、打球の感覚がより手元に伝わり、ねじれによる安定性にも強いテクノロジー |
COLORSHIFTING DESIGN | 見る角度によって深いグリーン、メタリックなグリーン、ブロンズカラーと移り変わっていくデザイン |
植物由来のエンドキャップとグロメットを使用し、環境に配慮した優しい作りになっています。

ブレードはトップランカーの使用率が最も高いテニスラケットのシリーズ。
男女共にトップ100位以内の選手のうち、約20人がブレード使用者‥‥!
関連記事>>ブレード V8.0 2021 テクノロジー ラインナップ 新作情報まとめ
ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0 2021 2022のデザイン
グリーンとブロンズカラーが見る角度によって交互に移り変わっていくデザイン。
メタリックです。
フレーム厚21㎜なので、だいぶ薄くほっそりした見た目です。
デザインは数量限定の全米オープン2022カラー「ナイトセッション」バージョンもあります。
光を反射するリフレクターのようなデザインがスロート部分とラケットヘッド部にあり、光を当てることによって模様が浮かび上がる仕様です。

ブラックカラー。
カッコいい。
ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0 2021 2022のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずの標準的な印象。
ボールの重みは感じやすいしっかりした打ち心地です。

ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)はやや強く、ボールとガットの接地時間は長め。
ブレードは”フレームのしなり”が特徴的なシリーズですが、今作はしなりを少し抑えて面の安定性を高めた感触。
相手がガンガン打ってきたショットを受けても面ブレしにくいです。

”フレームをしっかりさせて面の安定性を高めた”というメーカー説明は正しいと思う。
ボールの飛びの良さ: 6.5/10
ボールの飛びはやや控えめ。
きちんと打たないと浅いボールになるので、ハードヒッター向けです。

飛ばないタイプ。
【軌道について】
打球の軌道は低めになりやすいです。
スピンのかけやすさ: 7.5/10
スピン性能は標準的。
自然な回転量のフラットドライブが最も打ちやすいです。
【スライスについて】
スライスは軌道があまり上がらず、低めにスーッと伸びていくショットになりやすい印象です。
コントロール性能: 9~9.5/10
コントロール性能はトップクラス◎
打球を狙った所に打ち込みやすいし、意図せぬアウトが起きにくいです。

コントロール志向な上級者が好みそうな仕上がり。
操作性&取り回しの良さ: 7.5/10
305g/バランス320㎜なので、少し重い。
ただ、コントロール系ラケットは総じて重量級のものが多いので、その中では割りと軽くて扱いやすい部類だと思います。
ストローク
ガンガンスイングして低軌道のフラットドライブをコントロールして打ち込める。
バウンド後の打球のノビも良く、ホールド感の強い打球感も気持ち良いです。

クセの少ない正統派コントロールラケットの印象。
アウトしにくいから安心してラケットを振り抜ける。
ただ、先述したようにしっかりと打っていかないとボールが飛んでいかないので、初中級者には難しいラケットかなと。
安定してハードヒットできる中上級~上級者に最適なラケットだと思います。

ガッツリラケットを振れる技術とパワーのある人向けのコントロール系。
【守備について】
あまりボールが飛ぶタイプではないので、走らされた際のボールの処理はやや難しめ。
激ムズというほどではないですが、楽ではないですね。
ボレー
少し飛びにくいシビアさはありつつも、打球を狙った所に運びやすい良さを感じられる。
面の安定性も高いので打ち負けにくい感じもあります。

コントロール性能と面ブレのしにくさがメリット。
サーブ
フラットサーブ⇒ストローク同様に非常にボールの収まりが良く、打球のコントロールもしやすく、バウンド後のノビも良い。
パワフルなラケットじゃないので打球の威力は自分の腕力で生み出していく必要がありますが、自分の思った通りのコースにボールを展開できます。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒スピンサーブのハネはボチボチな印象。
一方スライスサーブはまあまあ曲がりやすいです。

基本的にコントロール重視のフラット系プレイヤーに良いと思う。
類似・競合ラケットの紹介
☑ウィルソン ブレード 98 18×20 V8.0
ストリングパターン18×20のバージョン。
16×19より若干飛びとスピン量抑えめな超コントロール系ラケットです。

ある程度は飛びと回転性能がある方が良いなら16×19、ボールを潰して運びたいなら18×20がおすすめ。

☑ウィルソン ブレード 100 V8.0
300g/100インチバージョン。
98よりはボールが飛び回転もかかりますが、300g/100インチのラケットの中では飛び控えめなコントロール系ラケットです。

ブレード98をちょっと優しくしたラケット。
標準的なスペックのコントロール系を使いたい人におすすめ。

☑ウィルソン ウルトラツアー 95 CV V3.0
錦織圭選手が愛用中のモデル。
95インチと面が小さいですが、フレーム6時部分に搭載されたクラッシュゾーンというパーツによってガットのたわみ感を大きくしており、98インチ相当のパワーを持っています。

ブレード98 V8.0より少し飛ぶし威力が出やすいラケット。
面小さめで振り抜きやすいラケットが好きな人におすすめ。

ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0 2021 2022に合うおすすめのガット
少し飛び抑えめなタイプなので、ポリでもナイロンでも反発力のあるガットと組み合わせると扱いやすさがアップするかなと。
一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
ウィルソン ブレード98 16×19 V8.0 2021 2022はこんな人におすすめ
- ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人
- フラットドライブ系プレイヤー
- 面の安定性を求める人
- 重すぎないコントロール系ラケットを使いたい人
- トッププロに人気のラケットを使いたい人
こんな人には向いてない
- 楽にボールを飛ばしたい人
- ボールにガンガンに回転をかけたい人
まとめ:面の安定性が高めな正統派コントロール系ラケット
本記事では「ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

やや控えめな飛び、高いボールコントロール性能&面の安定性、低軌道フラットドライブの打ちやすさが特徴のラケット!
球持ちの良さを感じつつ、きっちりと打球を狙った所に打ち込みたい中上級~上級者には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)