こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
2021年モデルと2024年モデルはデザインが違うだけで使われているテクノロジーやスペックは同じ。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 価格をチェック
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
2024シリーズの新作情報はこちら⇒新作情報まとめ TF-X1 V2 2024
Contents
テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2のスペック
「テクニファイバー TF-X1 300 2021」
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 24.5-25.5-25㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
フェイスサイズ100平方インチ、重さ300g、バランスポイント320㎜、最大フレーム厚25㎜の黄金スペックモデル。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
Frame Ergonomy | 丸みを帯びたフレーム形状を採用し、反発力と面の安定性を向上させ、スイートスポットも拡大 |
X-DAMP | ラコステが特許を取っている衝撃減衰システム。
振動止めやナイロンガットでもカットできない肘に響く「低周波振動」を最大36%取り払ってくれるグリップ内蔵式の装置 |
アイソフレックス | フレームの硬さを部分的に変え、スイートスポットを拡大するテクノロジー
横糸が短い部分は硬くしてストリングを動きやすくし、横糸が長い部分は柔らかくしてストリングの動きを抑制している |
「衝撃を減らすこと」「ボールを飛ばすパワー」の二つをコンセプトに設計されています。
以下の実験動画ではXーDUMPによる振動の減衰っぷりがよくわかります↓
#テクニの革新、X-DAMPの実力。
#fightsmart #tecnifibre #テクニファイバー #Tennis #テニス pic.twitter.com/QMGB8n8qyr— Tecnifibre Japan (@TecnifibreJapan) July 26, 2021
解説動画
関連記事>>TF-X1 2021 テクノロジー ラインナップまとめ
テクニファイバー TF-X1 300 2021のデザイン
ホワイトを基調としたデザイン。
フレームは丸みを帯びた形状です。
スイートスポットが広そう。
V2の方がイエローの割合が増えたデザインを採用しています。
テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ: 8~8.5/10
かなり柔らかめの打感。
スイートスポットでボールを捉えたときのガットのたわみが通常のラケットと比べて大きく、ボールを包み込むようなソフトさがあります。
とても良くたわむ。
開発コンセプト通り振動吸収性も良い感じで、腕への衝撃が少なめの印象です。
【球離れについて】
球離れの早さは標準辺り。
ガットのたわみでボールを掴む感じがありつつ、あっさり軽く弾く感じもします。
ボールの飛びの良さ: 7.5~8/10
反発力は標準~やや強め辺り。
飛びすぎず飛ばなすぎず丁度良いパワー感です。
ガットがグッとたわんで飛ばす感触。
たわみ戻りがわかりやすい。
一般的に100インチ/300gかつフレーム厚26㎜前後のラケットはパワーが強めなことが多いですが、TF-X1はたわみが大きい分そこまでぶっ飛ばない感触。
やはりハードヒッターだと飛びすぎると思いますが、一般的な筋力のプレイヤーには使いやすい飛び感だと思います。
ぶっ飛んでアウトしまくったり、逆に飛ばなすぎてしんどいということもない反発力。
【軌道について】
打球の軌道は極端に上がったり下がったりせず、中軌道辺りのショットになりやすいです。
スピンのかけやすさ: 7.5/10
スピン性能は標準辺り。
自然な回転量のフラットドライブが最も打ちやすいです。
【スライスについて】
スライスは安定して中軌道かつ適度な飛距離のショットになりやすい印象です。
コントロール性能: 7.5~8/10
打球のコントロール性能はまあまあといったところ。
かなりボールコントロールしやすいといったことは無いですが、ある程度は狙った所に打ち込みやすいと思います。
悪くはない感じ。
操作性&取り回しの良さ: 8/10
標準的なスペック(100平方インチ/300g/バランス320㎜)なので、まったく違和感ナシ。
ストローク
ガットのたわむ柔らかい打感を感じつつ、安定して丁度良い飛距離のフラットドライブを展開しやすい。
振動衝撃も少なめ。
ソフトで軽めの打ち心地、適度なパワー感、中軌道フラットドライブの打ちやすさが特徴的です。
たわむフラットドライブ系!
ただ、先述した通りたわみが大きい分ボールスピードやバウンド後のノビが出にくい印象。
硬さで強烈に弾き飛ばして剛速球を打ち込みたい攻撃型プレイヤーには向いていないと思います。
スピード感を下げた代わりにたわみ量をアップしたラケットという感じ。
【守備について】
反発力は十分あるので、走らされた際のボールの処理はカンタン。
ボレー
ストローク以上に打感が柔らかく感じられ、飛びも丁度良くアウトしにくい。
スイートスポットが広く、振動や面ブレも起きにくく、超使いやすいです。
とてもボレーしやすい。
ボレーヤーにおすすめ。
サーブ
フラットサーブ⇒ストローク同様にスピードやノビはそこそこといった印象ですが、結構しっかり打ってもサービスエリア内に収まりやすい。
フォルトしにくく感じました。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はまあまあ。
自分で回転をかけた分だけ曲がったりハネたりする感触です。
テクニファイバー TF-X1 300 2021の価格
楽天のショップだとKPIやテニスジャパンが税込み約23500円で販売中。(2023年8月時点)
両方とも20%オフクーポンを発行している&ポイントも1000円分ほど返ってくるので、実質的には税込み約18000円くらいです。
テニスジャパンは無料ガットを張り上げてくれる仕様もある。
その場合は10%オフクーポンを使える。
ネットだと安い。
※価格やクーポンの有無状況は変動するし、ポイント還元率には個人差があるので、詳細は楽天の各ショップでご確認ください↓
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
テクニファイバー テンポ 298 2022
ガットのたわむ柔らかさが特徴的なTF X1とは対照的に、あっさりスカッとスピードボールを打ち込みやすい弾きの良い人気ラケット。(98インチ/298g/バランス320㎜)
打感はTF X1の方が柔らかいですが、球速の出しやすさ重視なら確実にテンポ298の方がおすすめです。
面が小さめの98インチだから振り抜きやすい。
反発力とボールコントロール性能は2本とも近い。
ヨネックス イーゾーン 100 2022
ボールの飛ばしやすさとスピードの出しやすさが特徴のヨネックスの人気ラケット。(100インチ/300g/バランス320㎜)
TF-X1より少し打感が硬めでボールコントロールもしにくい印象ですが、非常に球速が出しやすく反発力がトップクラスの100インチです。
スカッと高速のフラットドライブを打ち込める。
大定番のハイパワー&スピード系100インチ。
ウィルソン ウルトラ 100 V4.0
ガットのたわみがわかりやすい点が似ているウィルソンの人気ラケット。(100インチ/300g/バランス320㎜)
TF-X1より飛びがやや控えめな代わりに、よりホールド(球持ち感)が強くボールコントロール性能が高い印象です。
たわむ柔らかさがありつつ、そこまで飛びすぎないタイプ。
非常に綺麗なデザインで人気。
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テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2に合うおすすめのガット
おすすめのガットを紹介していきます。
テクニファイバー ブラックコード 124
ポリの中ではだいぶ柔らかく軽めの打感、適度な飛び、まあまあ高めのスピン性能のストリング。
ソフト系のポリを張りたい方にイチオシです。
柔らかい打ち心地。
>>テクニファイバー ブラックコードのインプレ・評価・感想レビュー
テクニファイバー アイスコード 125
ポリの中では柔らかめの打感、適度な飛び感、強めのホールド感、コスパの良さが特徴の人気ストリング。
打球の軌道を抑えやすく、球持ちが良く、適度な飛び感のフラットドライブ系ポリなので、ボールコントロールがしやすいタイプです。
ブラックコードと同じソフト系ポリ。
ブラックコードはスピン系、アイスコードはフラットドライブ&コントロール系。
テクニファイバー アイスコード 1.20㎜/1.25㎜/1.30㎜
>>テクニファイバー アイスコードのインプレ・評価・感想レビュー
テクニファイバー エックスワンバイフェイズ 130
ナイロンの中では結構柔らかめの打感、強めの飛び、軌道低めのバウンド後に良く伸びるスピードボールの打ちやすさが特徴の大人気ストリング。
球速やノビの出しやすさを強化できるナイロンを使いたい方におすすめです。
ナイロン界屈指の人気!
テクニファイバー XR3 130
ナイロンの中ではまあまあ柔らかい打感、強めのボールの飛び、弾きの良さが特徴的なテクニファイバーの人気ストリング。
エックスワンバイフェイズと同じ柔らかく飛びの良いナイロンですが、比較するとXR3の方が少し打感が硬い代わりに、反発力とスピン性能が強くコスパが良いです。
バイフェイズは軌道低めのスピードボールを打ちやすいのに対し、XR3は少し軌道高めのスピンボールになりやすい印象。
おすすめガットランキングまとめ
TF X1の持ち味の打感の柔らかさをもっとアップしたいなら、ガットもソフト系がおすすめ。
ボールをラクラク飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系も良いと思います。
テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2はこんな人におすすめ
- 柔らかい打感/衝撃の少なさを求める人
- 適度なパワー感を求める人
- フラットドライブ系プレイヤー
- ボレーのしやすさ重視の人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人
- ボールスピード&バウンド後のノビ重視の人
- ラケットに強力なスピン性能を求める人
まとめ:柔らかくたわむフラットドライブ系ラケット
本記事では「テクニファイバー TF-X1 300 2021&2024 V2」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
ガットのたわみがわかりやすい柔らかい打感、適度なパワー感、ボレーのやりやすさが特徴のラケット!
心地良いガットのたわみ感や丁度良いパワー感、ボレーのしやすさ重視の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)