
2021年に発売した新作テニスラケットのシリーズを知りたい!
今回は上記の方へ向けて、2021年に発売された硬式テニスラケットの詳細情報を実際の使用感などを交えつつまとめていきます。
(※2022年と2023年発売のラケットはそれぞれ以下の記事にまとめているので、気になる方はそちらをご覧ください↓)


Contents
- 1 2021年に発売された新作テニスラケット モデルチェンジまとめ
- 1.1 ヨネックス ブイコア (YONEX VCORE) 2021
- 1.2 ヨネックス ブイコアプロ (YONEX VCORE PRO) 2021
- 1.3 バボラ ピュアアエロ ラファ(BABOLAT PURE AERO RAFA)
- 1.4 ウィルソン ブレード (WILSON BLADE) 2021 V8.0
- 1.5 ウィルソン プロラボ (WILSON PRO LABS)
- 1.6 ヘッド グラフィン 360+ グラビティ (HEAD GRAVITY)2021
- 1.7 ヘッド グラフィン 360+ スピード ブラック (HEAD SPEED) 2021
- 1.8 ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム(HEAD EXTREME) NITE 2021
- 1.9 ヘッド グラフィン 360+ ラジカル (HEAD RADICAL) 2021
- 1.10 ヘッド プレステージ (HEAD PRESTIGE) 2021/2022
- 1.11 ダンロップ CX 2021
- 1.12 ダンロップ LX1000/LX800 2021
- 1.13 プリンス ビースト (PRINCE BEAST) 2021
- 1.14 プリンス ファントム (PRINCE PHANTOM) 2021
- 1.15 テクニファイバー TF-X1 2021
- 2 まとめ:2021年もバラエティ豊富なテニスラケットが登場!
2021年に発売された新作テニスラケット モデルチェンジまとめ
メーカーごとに解説していきます。
ヨネックス ブイコア (YONEX VCORE) 2021
ヨネックスのスピン特化シリーズ「ブイコア」の2021年版。
以前のモデルよりも柔らかい打球感に変化していて、幅広い層にフィットするシリーズとなっています。

柔らかめのスピン特化シリーズ。
使用者が高く、一般のコートでもよく見かけるラケット。
人気モデルは100インチ/300gの「100」、98インチ/305gの「98」。
100は柔らかい打感と強めの飛び&スピン性能が特徴のブイコアの看板モデル。
98は100より少し飛びを抑え、コントロール性能を上げたタイプです。
詳細レビューはこちら↓
VCORE 100(100インチ/300g)
VCORE 100L(100インチ/280g)
VCORE GAME(100インチ/270g)
VCORE 98(98インチ/305g)
VCORE 95(95インチ/310g)
ヨネックス ブイコアプロ (YONEX VCORE PRO) 2021
Crafted for control.#VCOREPRO #FlexYourControl pic.twitter.com/jHXYNjv9UR
— Yonex Tennis (@yonex_tennis) February 16, 2022
ヨネックスのコントロール系シリーズ「ブイコアプロ」の2021バージョン。
フレームがとても柔らかくしなりやすい設計となっていて、高いコントロール性能に加えて柔らかめの打感も特徴的なシリーズです。

しなりが強く、ボールとガットの接地時間が長い。
ソフトな打ち心地のコントロール系。
人気モデルは100インチ/300の「100」と97インチ/310gの「97」。
100はボールを飛ばすパワーとコントロール性能のバランスが最高であり、97は100の飛びを少し抑えてコントロール性能を引き上げたタイプです。
詳細レビュー記事はコチラ↓
VCORE PRO 100(100インチ/300g)
VCORE PRO 100L(100インチ/280g)
VCORE PRO 97(97インチ/310g)
VCORE PRO 97D(97インチ/320g)
VCORE VRO 104(104インチ/285g)
バボラ ピュアアエロ ラファ(BABOLAT PURE AERO RAFA)
バボラの超人気スピンラケット「ピュアアエロ 2019」の数量限定カラー版。(数量限定)
グランドスラム20勝記念で発売され、爆発的な人気を得ています。

売れすぎて2022年2月時点で既に各ショップで在庫が尽きかけている。
ラインナップは300gの「ピュアアエロ」、285gの「ピュアアエロ チーム」、270gの「ピュアアエロ ライト」です。
ウィルソン ブレード (WILSON BLADE) 2021 V8.0
トッププロ使用率ナンバーワンのウィルソンのコントロール系「ブレード」の新作。(8代目)
ブレードは”フレームのしなりやすさ”が特徴的なシリーズですが、今作はしなりを少し抑え、その代わりに面の安定性を向上させて相手の打球に打ち負けにくい設計になりました。

面ブレしにくいしっかりしたフレームに変化した。
人気モデルは98インチ/305gの「98」と100インチ/300gの「100」。
98はブレードらしいトップクラスのボールコントロール性能を誇る中上級者向けラケット。
100は98より少しボールを飛ばしやすく、また回転もかかりやすくしたタイプです。
詳細レビューはこちら↓
ブレード 100 V8.0 2021 (100インチ/300g)
ブレード 98 16×19 V8.0 2021 (98インチ/305g)
ブレード 98 18×20 V8.0 2021(98インチ/305g)
ブレード 98S V8.0 2021(スピン特化型)
ウィルソン プロラボ (WILSON PRO LABS)
Wilson Pro Labs racquets have been revealed! Now we can finally get our hands on a Wilson pro stock racquet like the H22 or H19 without paying a LOT of money. Thoughts?https://t.co/ziy3zfJWoy#wilsontennis #tennisracquets #tennisnerd #tennisnews pic.twitter.com/67YRzA425C
— Tennisnerd.net (@Tennisnerdnet) September 29, 2020

「ウィルソン契約選手が使用するラケットを一般プレーヤーへ」というコンセプトのシリーズ。
プロが使っているラケットは「プロストック」と呼ばれ、市販品とは違ったラインで製造されているラケットを選手が自分に合うようにカスタマイズしています。
プロラボはそのプロストックのカスタマイズが行われる前の原型のラケットです。

選手達はプロラボのラケットを自分の好みに合わせて重さやバランスを調整している模様。
国内では数量限定100本のみの展開です。
ヘッド グラフィン 360+ グラビティ (HEAD GRAVITY)2021
Never before has a racket looked that good. The new Gravity colorway. pic.twitter.com/AUhFTYeKUy
— HEAD Tennis (@head_tennis) February 1, 2021
ヘッドの人気シリーズ「グラビティ」がニューデザインとなって2021年に発売。
中身や性能は前モデルの2019年版と同じです。

イエローグリーンとパープルブルーのグラデーションが鮮やかなデザイン!
グラビティシリーズの売れ線は100インチ/295gの「MP」と100インチ/305gの「TOUR」。
MPはボールが飛びやすく回転もかけやすい中級者向けモデルで、TOURは高いコントロール性能と超スピードの速球の打ちやすさが魅力の攻撃型ラケットです。
詳細レビューはコチラ↓
グラビティ PRO(100インチ/315g)
グラビティTOUR(100インチ/305g)
グラビティMP(100インチ/295g)
グラビティ MP Lite(100インチ/280g)
グラビティ S(104インチ/285g)
ヘッド グラフィン 360+ スピード ブラック (HEAD SPEED) 2021
ヘッドの主力シリーズ「スピード」の数量限定ブラックカラーバージョン。
100インチ/300gの「MP」と100インチ/310gの「プロ」の2機種展開で、ブラックカラーが印象的なカッコいいラケットです。

「スピード MP 2020」、「スピード プロ 2020」と中身は同じ。
デザインのみの変更。
MPはボールが良く飛びスピンもかけやすいヘッドの看板ラケット。
プロはMPよりもやや飛びと回転量を抑え、ボールコントロール性能を上げた中上級者向けのラケットです。
ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム(HEAD EXTREME) NITE 2021
ヘッドのスピン特化シリーズ「エクストリーム」にも数量限定カラーの「NITE(ナイト)」が登場。
スピード同様にブラックカラーで非常に人気が高いです。

ラインナップは100インチ/300gの「MP」と98インチ/305gの「TOUR」。
MPはエクストリーム特有の回転性能を感じられ、強烈に変化するグリグリスピンが打ちやすい。
ツアーはMPの回転性能を少し打球のコントロール性能に振り分けたタイプで、パワー×スピン×コントロールのバランスが良いタイプです。
レビュー記事はこちら↓
ヘッド グラフィン 360+ ラジカル (HEAD RADICAL) 2021
Presenting you the new Radical with its vibrant, bright orange signature color.🔥🧡 For the modern, youthful player. #PeoplesRacket #HEADRadical
*available globally January 21, 2021. pic.twitter.com/8YO26jgzVR
— HEAD Tennis (@head_tennis) December 3, 2020
ヘッドの伝統シリーズ「ラジカル」の最新版。
やや打ちごたえのある打感と高いボールコントロール性能が特徴的で、シュワルツマンやフリッツなどの選手が使用中です。
人気なのは98インチ/300gの「MP」と98インチ/315gの「プロ」です。
MPはコントロール性能が高いラケットにしては比較的軽めの設計であり、ガツガツ自分から打っていきたい攻撃型プレイヤーにおすすめ。
プロはラケット自体の重さを利用してボールを潰して運びたいパワフルプレイヤー向けです。
ヘッド プレステージ (HEAD PRESTIGE) 2021/2022
The new Prestige in all its beauty. ❤️🖤 Available for demo now. pic.twitter.com/u7QlrY8EoK
— HEAD Tennis (@head_tennis) October 7, 2021
最高クラスのボールコントロール性能をウリにしている中上級者向けシリーズ「プレステージ」の最新版。

光沢のあるブラックカラー!
今作から、横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用。
それにより、ミスヒットした際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。

オーセチックが内蔵され、ラケットのサポート性能が向上した。
人気なのは98インチ/320gの「プロ」と99インチ/310gの「MP」。
プロはプレステージの最上位モデルで最高クラスのボールコントロール性能を持ち、MPはプレステージシリーズの中では使いやすい設計の主力モデルです。
テクノロジーや詳細情報、ラインナップは以下記事にまとめています↓

ダンロップ CX 2021
1月23日は、New CXシリーズ発売日♦️
いよいよ皆さんのお手元に届く日が✨😆#ControlTheGame pic.twitter.com/o79ctwsXF7— Dunlop Tennis Japan_ダンロップテニス (@dunloptennisjp) January 23, 2021
ダンロップのコントロール系「CX」の最新版。
柔らかな打球感とホールド感(球持ち感)をコンセプトにしていて、ソフトフィーリングでボールコントロールしやすいシリーズです。

しなりやすいフレーム。
面ブレやパワーロスを抑えるテクノロジー「フレックスブースター」が備わっていて、飛びも良く打ち負けにくい設計。
【CXシリーズ新機能】
コントロールの重要な要素であるしなりやホールド感をラケットに与えるためにフレーム剛性を約5%低減。スロート部を含むラケットのサイドに振動を抑える制振ゴム「フレックスブースター」を新たに搭載‼️
これによりインパクト後の振動を素早く抑え、柔らかいホールド感を実現✨ pic.twitter.com/D8RKrdOCgG— Dunlop Tennis Japan_ダンロップテニス (@dunloptennisjp) January 21, 2021
人気モデルは100インチ/300gの「CX400 ツアー」と98インチ/305gの「CX200」。
CX400ツアーは飛びとコントロールのバランスが良い柔らかな打感のダンロップの大人気ラケットで、CX200はだいぶ飛びを抑えたコントロール系ラケットです。
数量限定のブラックカラーバージョンもあります。
詳細レビューはこちら↓
ダンロップ LX1000/LX800 2021
ダンロップの人気の軽量デカラケモデル。
振動吸収性と反発力に優れた素材を新たに採用することで、従来モデル以上に柔らかい打感とボールの飛ばしやすさを感じられる設計となっています。

115インチ/255gのLX1000と110インチ/255gのLX800の2つがある。
詳細情報は以下記事にまとめています↓
新作情報 ダンロップ LX1000/LX800 2021 テクノロジー スペックまとめ
LX1000 2021 インプレ・評価・レビュー(115インチ/255g)
LX800 2021 インプレ・評価・レビュー(110インチ/255g)
プリンス ビースト (PRINCE BEAST) 2021
今回のBEASTは選べます!
あなたはどのBEASTが好き?#テナズケロ #グッバイ振動止め pic.twitter.com/9DHqtXWC9g— princetennis1970 (@princetennisjp) August 6, 2021
プリンスの人気パワー系シリーズ「ビースト」の2021版。
新素材の高分子エラストマーをシャフト部からグリップ上部の所に搭載し、ボールヒット時の衝撃と不快な振動を減衰させ、心地よい打球感を生み出す新機能「P.V.S」を採用しています。

筋肉の疲労削減に役立ち、長時間のプレーでも質の高いスイングを可能にする設計。
また、今作から通常版のビーストと穴あきタイプのO3の他に、フレームのヨーク部分(5時~7時部分)に高分子エラストマーを使ったダブルブリッジ(DB)を搭載したタイプも追加。
手に伝わる衝撃をダイレクトに取り去り、ストリングもたわみやすくなるので、ホールド感(球持ち感)を感じやすい設計となっています。
詳細レビューはこちら↓
プリンス ファントム (PRINCE PHANTOM) 2021
prince新作『PHANTOM』12月(予定)で発売します。深いネイビー&キラリと光る princeグリーンカラーにイメージチェンジ。
機能はもちろんですが、綺麗な仕上がりのコスメティックなので是非手に取ってご覧頂きたいラケットです。随時、使用感などお伝えしていきます。#究極の振り抜き #激薄ラケット pic.twitter.com/uTBj7lDuJs— princetennis1970 (@princetennisjp) October 1, 2021
プリンスの薄ラケシリーズ「ファントム」の最新モデル。
ビースト同様に振動減衰システム「P.V.S」を搭載し、ボールヒット時の不快な衝撃を減らしつつ快適にハードヒットできるように改良が加えられました。

ラインナップは100インチ/305gの「100」と100インチ/310gの「100 O3」。
2つともフレーム厚20㎜近辺の非常に薄いスペックであり、しなりや食いつきを強く感じる設計。
また、「薄いのに良く飛ぶ」というコンセプトも掲げていて、しっかりボールを飛ばすパワーも備わったシリーズとなっています。
しなり、食いつき感を重視される方は16.5㎜の激薄ラケットO3。スピンショットを自在にコントロールならノーマルタイプ。スウェーデン🇸🇪製の素材テキストリームカーボンならではの弾き、薄いのによく飛ぶprinceラケットのパワーを体感してください。#激薄ラケット #究極の振り抜き pic.twitter.com/g6nGf5jZuQ
— princetennis1970 (@princetennisjp) January 4, 2022
詳細レビューはコチラ↓
テクニファイバー TF-X1 2021
3 differents rackets to offer you the best of :
💥 Power & Stability
💯 Playability
🥰 ComfortTF-X1 : Power has a new feel. #FightSmart 📸 Corinne Dubreuil pic.twitter.com/B0Tpo6Gt25
— Tecnifibre (@tecnifibre) July 26, 2021
テクニファイバーの新シリーズ。
- 衝撃を減らすこと
- ボールを飛ばすパワー
の2点をコンセプトにしていて、ソフトな打ち心地でラクにボールを飛ばせる設計となっています。

丸みを帯びたフレームを採用し、スイートスポットは広め。
グリップには振動を減衰する装置「X-ダンプ」を搭載し、肘に来るダメージも極力減らすようにしている。
100インチ/300gの「300」と100インチ/285gの「285」が人気です。
まとめ:2021年もバラエティ豊富なテニスラケットが登場!
今回は2021に発売されたテニスラケットをまとめてきました。
実際に打ったインプレ・レビューなども色々書いていますので、気になる方はご覧ください。

というわけで、以上です。